一生に一度はお伊勢参り 境内の参拝ルートや見どころをご紹介!【豊受大神宮(外宮)】

三重県
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今回は、生きているうちに一度は参拝したい伊勢神宮(外宮)【正式名所:豊受大神宮(とようけだいじんぐう)】について、境内の参拝ルート、駐車場、見どころなどを紹介していきます!初めて参拝する方や久しぶりの参拝の方のお役に立てればと思います。

 

伊勢神宮(外宮)について

 

まずはじめに、「お伊勢さん」「大神宮さん」と親しく呼ばれる伊勢神宮は、正式には「神宮」といいます。神宮には、大御祖神として崇敬を集める天照大御神をお祀りする皇大神宮(内宮)と、衣食住をはじめ産業の守り神である豊受大御神をお祀りする豊受大神宮(外宮)はじめ、14所の別宮、43所の摂社(せっしゃ)、24所の末社、42所の所管社(しょかんしゃ)あり、これら125社の宮社全てをふくめて神宮といいます。

豊受大神宮は、伊勢市の中心部高倉山を背にして鎮座しており、内宮の天照大御神のお食事を司る御饌都神(みけつかみ)であり、先ほども述べましたように衣食住、産業の守り神としても崇敬されています。

豊受大神宮には4つのお宮が鎮座しており、メインの正宮「豊受大神宮」をはじめ、別宮の「多賀宮(たかのみや)「土宮(つちのみや)「風宮(かぜのみや)と、なります。お宮以外に、所管社(の「下御井神社(しものみいのじんじゃ)も鎮座しています。

※正宮では、個人的なお願いごとはしてはならず、神様のい日頃の感謝を伝えたり、公のお願いごと(国家安寧・世界平和)をお願いするものとされております。個人的なお願いごとは、別宮・多賀宮でしましょう。

 

・伊勢参り順序

まずご存知の方も多いと思いますが、伊勢神宮は【外宮(げくう)】と【内宮(ないくう)】に分かれており、参拝の順番が決まってます。時間に余裕があればできる限り内宮・外宮の両方参拝しましょう。外宮内宮の順番が正規のルートとなります。(内宮だけ、もしくは外宮だけ、という参拝は、「方詣り」といい避けるべきとされています。)

 

・「伊勢神宮外宮」境内の参拝ルート

参拝ルートは、正宮(豊受大神宮)多賀宮土宮風宮下御井神社の順になります。

 

・駐車場

伊勢神宮外宮の付近に無料駐車が1~3までありますが、土日等は混んでおり、結構な時間待たされると思います。しかも駐車時間も2時間までという制限もありますので気を付けてください。

私は、伊勢神宮第2駐車場が一番広のでそちらに駐めました。外宮から少し離れた場所には、有料の駐車場がありますので激込みの際にはそちらに行った方が良いかもしれません。

 

外宮境内

 

・正宮 豊受大神宮

ご祭神:豊受大御神(とようけのおおみかみ)

伊勢市の中心部、高倉山の麓に鎮座する豊受大神宮は、衣食住、広く産業の守護神である豊受大御神をお祀りし、古くから内宮に対して外宮と並び称されています。

今から訳1,500年前、天照大御神のお食事を司る御饌都神(みけつかみ)として丹波国から現在の地にお迎えされました。内宮の御鎮座から約500年後のことです。以来、外宮御垣内の東北に位置する御饌殿(みけでん)では朝と夕の二度、天照大御神を始め相殿神(あいどののかみ)及び別宮の神々に食事を供える日別朝夕大御饌祭(ひごとあさゆうおおみけさい)が続けられています。

※正宮では、個人的なお願いごとはしてはならず、神様のい日頃の感謝を伝えたり、公のお願いごと(国家安寧・世界平和)をお願いするものとされております。個人的なお願いごとは、荒御魂を祀っている多賀宮でしましょう。

 

・多賀宮

ご祭神:豊受大御神荒御魂(とようけのおおみかみのあらみたま)

多賀宮は、外宮に所属する四宮のうち、第一に位しています。殿舎の規模も他の別宮よりも大きく、正宮に次ぐ大きさ。ご祭神は、豊受大御神の荒御魂。神様の御魂のおだやかな働きを、「和魂(にぎみたま)」と申し上げるのに対して、荒々しく格別に顕著なご神威をあらわされる御魂の働きを、「荒御魂(あらみたま)」とたたえます。

正宮では主に公のお願いごとを願いますが、個人的なお願いごとは荒御魂を祀ってます多賀宮で願うのが良いと言われております。

 

・土宮

ご祭神:大土乃御祖神(おおつちのにおやのかみ)

古くから山田原の鎮守の神でしたが、外宮の鎮座以後は宮域の地主神、宮川堤防の守護神とされ、平安時代末期に別宮に昇格しました。他の別宮が全て南向きであるのに対して、土宮だけが東向きです。

 

・風宮

ご祭神:級長津彦命(しなつひこのみこと)
級長戸辺命(しなとべのみこと)

内宮別宮の風日祈宮(かざひのみのみや)のご祭神と同じです。鎌倉時代、二度の蒙古襲来を神風を吹かせて防いだことから、別宮に昇格しました。雨風は農作物に大きな影響をあたえますので、神宮では古くより正宮に準じて丁寧にお祀りしています。

 

・下御井神社

(写真はありません)

外宮の所管所で、神宮御料水の神様が祀られています。土宮の南方にあり、社殿はなく御井覆屋が作られています。

 

古殿地

20年ごとの式年遷宮(しきねんせんぐう)により前に正宮が鎮座してた場所。2013年(平成25年)に式年遷宮が行われました。

 

三つ岩

20年ごとの遷宮の諸祭でお祓いが行われる通称三つ岩。注連縄(しめなわ)がはってあるところは、立ち入り禁止。手を入れたりかざしたりすることも失礼になりますので止めましょう。

 

御厩(みうまや)

神馬(しんめ)と呼ばれる皇室から奉納された馬を飼育する建物。

神宮の神馬たちは内宮・外宮合わせて4頭おり、毎月1・11・21日に紫色の生地を白くぬいた菊花紋章の馬衣をまとい、神前に牽参(けいさん)する。

 

御朱印

 

初穂料:300円
神楽殿授与所にて頂けます。とてもシンプルなデザインに御朱印。

 

最後に

 

・年末年始に参拝予定の方

もし、激込み覚悟のうえで年末年始で参拝しようとお考えの方、年末年始は交通規制がありますので注意してください。年始にはパーク&バスライドが実質されます。

パーク&バスライドとは、三重県営サンアリーナ周辺の広い駐車場(臨時)に車を駐め、そこからシャトルバスで神宮(内宮・外宮)近くまで送迎してもらえるシステムになります。パーク&スライドの駐車場料金は、111,000円。シャトルバスへは、何人でも無料で乗車でき、しかもシャトルバス専用レーンが道路に設けられるため、渋滞にハマることなく神宮付近まで行けますので使わない手はありません

 

所要時間は大体1時間程度になります。外宮の後に内宮にも参拝後に行かれる方は、時間に余裕を持って行ってください。(内宮・外宮は意外と離れており、車移動じゃないと大変だと思います。)

外宮の境内は高倉山の近くというのもあり、ゆったりとした神聖な空気が漂い、日々の忙しさを忘れ参拝できました。まだ伊勢参りをしたことがない方や最近してない方は、ぜひ神宮に足を運んでください。日々の疲れで心身リフレッシュしたい方にはオススメです。

内宮についての記事も書きましたので、もしよろしければこちらも読んでください。

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