2023年の大河ドラマ「どうする家康」で歴史に興味を持たれた方もいると思います。(私もそうです。笑)
今回は、太閤豊臣秀吉公が祀られている【豊国神社】と、その隣に鎮座している大阪の陣を引き起こした「方広寺鐘銘事件(ほうこうじしょうめいじけん)」で有名な【方広寺】を紹介していきます!
豊国神社
豊国神社は、名古屋・京都・大阪・長浜の4箇所に鎮座しており、豊国四社と呼ばれています。(その他にも、豊臣秀吉公が祀られてます豊国神社は全国各地に鎮座しています。)
京都市東山区に鎮座している豊国神社が総本社になります。
読み方は、「とよくにじんじゃ」因みに大阪城の豊国神社は「ほうこくじんじゃ」と読みます。
豊臣秀吉公が一代で足軽農民から天下統一まで出征したことから、勝ち運・仕事運・就職・転職に強いご利益があるとされています。
豊臣秀吉公をお祀りしているのは、秀吉自身が八幡神として祀り、八幡宮を建設する事を遺言としてしていたからです。しかし、江戸時代に入り、徳川家康の意向により廃祀されました。それから約300年後、明治天皇の勅命により再興されています。
その結果「新八幡」ではなく神号下賜により「豊國大明神」として祀られました。
国宝の唐門
拝殿と奥に鎮座している本殿には残念ながら行く事ができません。豊國神社では、この唐門前で参拝します。唐門は伏見城の城門であると伝えられ、国宝にもしてされています。
・ご利益
出世開運・厄除招福・良縁成就・商売繫盛・仕事運
御朱印
↑の社務所にて頂けます。初穂料:300円。
アクセス方法
・駐車場
境内に無料駐車あり。(15台分)
この坂道を上った先にあります。
・電車
京阪本線 七条駅で下車。
そこから東へ徒歩約10分。
・バス
市バス「博物館三十三間堂前」下車後、徒歩約5分。
方広寺
方広寺は、大阪の陣を引き起こした鐘銘事件と、秀吉公により文禄2年(1593)年に建造された大仏が有名です。大仏は落雷による焼失で今はその姿を留めませんが、大鐘が吊られた鐘楼、諸将の名が刻まれた石塁や石塔だけが往時の遺構です。
方広寺の境内へは、豊国神社境内から直接行けます。(道路から行こうと思いますと、入口が坂道になっており、方広寺の入口なのか民家の入口なのか分かりにくかったです。)
境内拝観は自由ですが、本堂等は、通常非公開となっていますので、所要時間もそこまでかかりませんでした。
大阪の陣の引き金となった鐘文の「国家安康」「君臣豊楽」の部分は分かりやすいように白っくなっていますが、肉眼では見にくく、カメラも望遠機能を使いなるべく手振れをしないように撮影しないと上手く撮れず何回か挑戦しました!(笑)。
最後に
手水舎
豊国神社は豊臣秀吉公を祀ってますので、馬印に用いられた瓢箪(ひょうたん)の形のお守りが多いですし、手水舎の水も瓢箪から水が出てます。
方広寺の大鐘は想像以上に大きく圧巻!方広寺鐘銘事件の「国家安康」「君臣豊楽」の鐘文を、時代を経て今でも見られる事に感動しました。
歴史好きな方は、ぜひ足を運んで生で見てくださいね。
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