日本海外問わず多くの観光客で賑わう「鹿苑寺(金閣寺)」。黄金に輝く金閣寺には、修学旅行で訪れた人も多いはず。
今回は、観光名所である金閣寺を紹介していきます!
金閣寺について
金閣寺は、禅宗を起源とする臨済宗相国寺派(りんざいしゅうしょうこくじは)のお寺。
正式名所は「鹿苑寺」になります。境内に黄金に輝く「金閣」という建物が有名だったため、「金閣寺」と呼ばれるようになりました。
「清水寺」や「銀閣寺」などと合わせて「古都京都の文化財」として、1994年にユネスコ世界文化遺産に登録されています。
金閣寺の歴史を遡ると、元々は「西園寺」という貴族が邸宅として所有してましたが、鎌倉時代から室町時代にかけて貴族の権力が弱くなり、それに伴い西園寺も土地を手放すことになりました。
室町時代である1397年に、足利義満が西園寺の邸宅を別荘として建て直した建物が、後の「金閣寺」となります。お寺となったのは足利義満の死後、義満の遺言により禅宗となりました。
金閣寺と金閣を中心にした庭園は極楽浄土を表現したと言われてます。
1467年「応仁の乱」にて金閣寺の大半が焼失。(舎利殿を含む、いくつかの建物は被害を免れてました。)
1950年金閣寺の見習い僧によって放火された金閣は完全に焼失。しかし、詳細に残されていた図面を元に大修理が行われ、1955年に再建されました。
・参拝時間&拝観料
左の写真の建物にて拝観料を払います。拝観料を払いますと入館時のチケットの代わりにお札が頂けます。
参拝時間 | 9:00~17:00 |
拝観料 | 大人(高校生以上)500円。 小・中学生300円 |
御朱印
御朱印は、金閣寺出口付近(不動堂の隣)にある朱印所で頂けます。(受付時間9:00~16:30)
初穂料:300円
朱印所はあまり大きくなく、混雑時は結構な時間かかりますので、時間に余裕を持って参拝しましょう。(時間がない方は、朱印所の列に並ばずにお守りの受付にて書置きの御朱印を頂くことも出来ます。)
アクセス方法
・駐車場
金閣寺周辺に有料の第1~4駐車場あり。(第4駐車場は少し離れた所になります。)
収容台数250台(第1~3駐車場の合計)
料金:最初の60分400円(以降30分毎に200円)
利用時間 8:40~17:10
・バス
市バス(12・59・204・205・M1系統)「金閣寺道」下車後すぐ。
見どころ
・舎利殿(金閣)
極楽浄土を表現したと伝わる、1番の見どころ「舎利殿(金閣)」。その黄金の輝きと庭園の美しさは、だれもが虜になるはず。
舎利殿の高さは12.5mの3階建て。2~3階には10.8センチ四方の金箔が、約20万枚も貼られてます。
因みに、2003年の全面改修で約20kgの金箔を使用しており、2024年の金相場(1gあたり約10,000円で計算)に換算するとなんとそのお値段、、、約2億円!!になります(笑)。
途中話が逸れましたが、舎利殿とはお釈迦様の骨を収める1つの容器と考えられている建物。舎利殿の屋根の頂上部には永遠の命・権力の象徴であり、争いのない平和な世の中を祈って掲げられた金色の鳳凰が輝ます。
・夕佳亭(せっかてい)
夕佳亭は高台に位置しており、「舎利殿」や「鏡湖池」を見下ろせる3帖ほどの茶屋。
茶屋から眺める、夕日に照らされた金閣の美しさが由来。
夕佳亭は立ち入り禁止ですが、その付近の高台から見られる金閣は、間近で見るのとは少し感じが変わりますのでぜひ高台からの金閣も堪能してください。
・鏡湖池(きょうこち)
金閣を鏡のように映し出す小さな池。
鏡湖池は浄土世界に存在する、七宝の池を模して造られたとされてます。
「葦原島(あしはらじま)」など大小様々な奇岩名石を見ることが出来ます。
風が無い時には、水面に金閣やその周囲の島々が映り絶景となります。あいにく私が訪れた時、風が少しありましたので、水面に綺麗な金閣は映りませんでした…。
・陸舟の松(りくしゅうのまつ)
京都市に指定された天然記念物であり、「京都三大松」の一つとされています。
他の松と比べても樹齢が長い「五葉松」で作られた足利義満が植えた盆栽。当初は、小さかったものが植え替えられ、樹齢600年以上の見事な盆栽。
・不動堂
需要文化財に指定された、2体の不動明王が安置されている不動堂。
空海が造物したとも言われている「石不動明王」と鎌倉時代に造物された木製の「不動明王像」は、2月3日と8月16日にのみ公開されます。
最後に
金閣寺まで市バスで行きましたが、年末ということもありバスの中は激込み(笑)。
金閣寺の境内も外国人観光客が多く、さすが日本が誇る観光スポットだなぁと思いました。
久しぶりに訪れた金閣寺は、黄金に輝く金閣をはじめ数多くの見どころがあり良かったです。
金閣は360度どこから見ても綺麗でしたが、庭園や空と合わさる事でより一層金色が強調され綺麗に感じられました。陸舟の松は、最初見たとき斜めに生えた松の木かな?と思いましたが、説明を読むと盆栽と書いてあり、こんな大きな盆栽があるのかと驚きました(笑)。
朱印所での御朱印待ちしている間、お守りやどのようなデザインの御朱印帳があるのかを遠目で見ていましたが、デザインがカッコイイ御朱印帳もあり、もう少しでお寺用の御朱印帳が終わるので買っておけば良かったなぁと今では少し後悔しています。
日本が誇る観光名所の金閣寺はとても綺麗ですので、ぜひ足を運んでくださいね。
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