日本で最も人気の神社【伊勢神宮】には参拝順序があることは知っていましたか?伊勢神宮は外宮→外宮の順番は、有名でほとんどの方が知っていると思いますが…。
この順番で参拝しようと思うと、結構時間が掛かります。(私もこの順番通りに回ろうとしましたが、最後の金剛證寺は、時間がなく行けませんでした。)なので、参拝順序があるという事だけ頭の片隅に置いておいてください。
二見興玉神社(ふたみおきたまじんじゃ)について
伊勢神宮参拝前の禊の地であり、境内にある「夫婦岩」が有名です。夫婦岩の北東の海中には猿田彦大神ゆかりの霊石である「興玉神石」が鎮まっています。これは神代の昔、倭姫命(やまとひめのみこと)が天照皇大御神(あまてらすすめおおみかみ)を奉戴して二見浦に入られた時に猿田彦大神がお出迎えした霊石で、夫婦岩はその興玉神石を拝する鳥居の役目を果しています。
注連縄で結ばれた大小2つの岩からなる夫婦岩の間からは、夏至の頃には日の出が、冬至の頃には月の出がご覧になれます。
年3回、勇壮な木やり歌とともに執り行われる大注連縄神事(おおしめなわはりしんじ)という行事も有名です。
ご祭神&ご利益
ご祭神:猿田彦大神(さるたひこおおかみ)
ご利益:猿田彦大神は、みちひらきの大神といわれており、縁結び・夫婦円満・交通安全・道開き・穢れを払う禊払いなど
駐車場
二見浦公園駐車場が一番近い無料駐車になります。休日は勿論、平日でも混雑してる人気の駐車場なので駐めれたらラッキーです。(笑)
私もそこの駐車場を目指しましたが満車だったため、二見浦公園駐車場の警備員に二見総合駐車場(無料)に駐めるよう紙の地図を貰いそちらに駐めました。(休日に行く方は、始めから二見総合駐車場を目指すのが良いと思います。)
見どころ
夫婦岩
二見興玉神社で有名なのが夫婦円満・良縁の象徴と言われている「夫婦岩」。
2つの岩が、夫婦が寄り添っているように見える事から、夫婦円満・良縁の象徴と言われています。
夫婦岩に懸けられる大注連縄(5本)は古式によって調製されるもので、1本の太さが10㎝、縄の長さ35m、男岩に16m、女岩に10mが巻かれ、その間の長さは9mあります。
大注連縄の張替日は、5月5日、9月5日、12月中旬になります。
二見蛙
境内には猿田彦大神の御使いとされる蛙の置物が沢山あります。これらは、無事かえる、貸した物がかえる、若がえる等の良起によりご利益を受けられた方々の献納です。
手水舎には、水の中に鎮座するカエル「願掛けカエル」がおり、向かって右手のカエルは男性が、左手の子沢山カエルには女性が水をかけてあやかれば、願いが叶うそうですよ。
天の岩戸
二見玉興神社の境内にある岩窟で、稲を司ると言われる宇迦御魂大神(うがのみたまのおおかみ)を祀った三宮神社の遺跡と伝わってます。
全国に「天の岩戸」「天の岩屋」と称される場所がありますが、ここもそのひとつで、天照大神が隠れられた処(日の入処)のひとつ、とされています。
御朱印
初穂料:300円(書置きのみ)
御朱印は、二見興玉神社拝殿前(本殿前)の授与所にて頂けます。
※2020年1月1日より、御朱印のデザインが変わりました。(御朱印は、二見興玉神社の部分が浜参宮に変更されています。)
ふたみの日(毎月23日)には、明治・大正期に使用していたかえると輪注連縄の印・禊斎證印を使用した復刻朱印が頂けます。(初穂料:500円)
最後に
輪注連縄
境内の至る所に置いてある「輪注連縄」。輪注連縄で体をさすり、けがれを清め、悪い部分を託して健康を祈願しました。(初穂料:300円)
輪注連縄で体のあっちこっちをさすっている間は、周りの人の目が気になり少し恥ずかしかったです。(笑)
無垢塩草
二見興玉神社参拝後に伊勢神宮に行かれる方は、もしよければ二見興玉神社にて「無垢塩草(むくしおくさ)」を授かってください。(初穂料:300円)
理由は、海水に浸かって心身の垢を落とし禊をするのが本来の「垢離(こり)」ですが、二見興玉神社に参拝、興玉神石から採取した無垢塩草を身につける事で垢離をしたことになりますので、参拝順序をわざわざ気にして来られる方は、ぜひ無垢塩草を!(私は、参拝時にそのことを知らなかったので授かっていません。)
海の真横に鎮座している神社なので、景色も良く心身リフレッシュでき、良い事が起こりそうな気持ちになります。伊勢参りする際に時間があれば、ぜひ二見興玉神社に足を運んでくださいね。
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