株式投資の勉強ってこれから投資を始めようって考えている方はもちろん、実際に投資してる方も正直何をすればいいのかわからない人もいると思うので、そんな方にオススメな書籍を紹介していきます!
- タイトル:お金に愛される真・投資術
- 著者:与沢 翼 (投資家兼個人事業主。在学中に起業し年商10億円→倒産・自己破産。再び起業し「秒速で1億円稼ぐ男」としてメディアから注目を集めるも今度は税金滞納がきっかけで資金をショート。負債完済後、日本法人を解散。株、FX、仮想通貨の研究が趣味。債券、保険の長期運用も行う。海外に出てからの7年余りで純資産は約80億円(時価)に至る。
- 作画:山田 一喜
こんな方にオススメ
- 投資に興味がある方
- これから投資を始めようとお考えの方
- 投資の勉強のやり方を知りたい方
- 将来への危機感を抱いている方
感想
本の内容を紹介する前に私がこの本を読み終わった感想は、最近の書籍で多く見られる、漫画&活字で詳しく説明という作りなので、時間が無い方でもスラスラと読め、面白かったです。
面白いだけではなく投資の勉強の仕方はもちろん、投資のやり方や心構えや覚えとくべきチャートパターンなども詳しく書いてありますので、本格的に投資を始めようとお考えの方には読んでもらいたい本です。
今回は特に私の心に残った部分を紹介していきます!
常にリスクを想定し、先回りをする
会社勤めの方で思うように資産が出来ていない方、
- 今勤めている会社は自分が定年退職するまで残っていますか?
- 存在していたとしても好条件で雇い続けてくれますか?
- 収入が減った晩年に切り崩していく資産は本当に足りますか? など
と、これから起こりうるあらゆるリスクを想像してみてください。想像するとだんだん危機感が生まれてくると思います。
最悪の事態が起こらないのが1番良いですが、もし準備してなく急に最悪の事態が起きてしまった場合、もう手遅れになっているかもしれません。
そうなる前に自分には何ができるか考え、もしある方はそれをやればいいと思いますし、無ければ与沢翼さんがオススメする株式投資をやってみてください。
株式投資をオススメする理由
・株が資本主義の根幹であり原則
大勢の人が資金を出し合って1人ではできない大きな事業を作り出し、その事業が生み出す利益を出資者に比例配分してくれます。
さらに、出資者は拠出した金額以上にリスクを負わず、自分の時間は自由に使うことができます。
・世界の億万長者の共通点
フォーブスが毎年発表する世界の億万長者のランキングで紹介される人にはある共通点があります。それは、億万長者の資産は株で構成されているという事です!!
・株は人を成長させる
株式投資では、予期せぬ事態が起きます。自分資産が突発的な好材料・悪材料で爆上げ・爆下げしたりし、その都度一喜一憂していては精神が持ちません。それに、株式投資をしていれば必ず暴落が起こり資産が減る事もあります。
しかし、それでも株式投資を続けていれば、思わね事態が起こっても冷静に正しい行動ができるようになってきます。
↑のような経験をすることにより、無関係に思える恋愛や結婚生活もうまくいくとおっしゃっています。
また、株を始めると社会の仕組みに関心を持つようになり、本業のパフォーマンスも上がります。
3週間、徹底的に株の勉強をする
さぁ、いよいよ株式投資の勉強の仕方の項目に入ってきました!!
この3週間で株式投資の全体像を勉強しつつ、自分がこれだ!と思う銘柄を1つに絞り込むという初心者の方にはとても大変な週になると思いますが、3週間だけと思い頑張ってください!
それでは、具体的にどんなことをやっていくのか少し詳しく紹介していきます。
1.1週間目・株式投資の全体像を把握する
1週間目でやる事は投資の基礎について勉強します。3つの項目に分けて紹介していきます!
※勉強と同時にネット証券の口座も開設してください。
どの証券口座がオススメかというと、自分が1番使いやすいと思った口座にするのが良いと言っています。各社の口座を開設しないと操作性が分からないと思いますので、口座開設だけなら無料かつ簡単出来ますので、複数試してみてください。(操作性とは、画面の見方、発注方法など自分が使っていて良さそうと思えるものを選ぶと良いです。)
株とは
「株とはどういう仕組みなのか?」「会社や株主にはどのようなメリットがあるのか?」
など、株式について調べます。
市場について
「東証一部に上場している企業の時価総額の合計は約700兆円で主に大企業が上場しているのに対して東証二部は...」
といった具合に株式市場(証券取引所/マーケット)や市場区分の役割や特徴を調べます。
※2022年4月頃から東証の再編が予定されており、以後はプライム、スタンダード、グロースに別れる予定です。
専門用語
「時価総額・PER・PBR・ROE・ROA」
など、専門用語を覚えましょう。
投資には普段から使わない用語も出てきますので分からない言葉が出てきたときはすぐに調べる癖をつけ、最初は苦労すると思いますが頑張っていきましょう!!
※最低限覚えておきたい用語はこの本に書かれていますので、最低でもそれは覚えましょう!
2.2週間目
2週間目は情報収集になり、気になる銘柄を100社集めます。
四季報や日経新聞、株関連の記事などを読み、調べていて自分が気になる銘柄を100社集めます!
いきなり100社も集められない、と思う方もいると思いますので、「自分の使っている商品を出している企業」「自分が得意とする分野の企業」「よくCMなどの広告で出ている企業」などを参考に集めてください。
それと同時に大変だと思いますが、決算書の読み方とチャートの見方も勉強してください!!
3.3週間目
いよいよ最後の週、3週間目になりました!
この週では、2週間目で集めた100社の中から投資する1社を選ぶ週になります。
選ぶ1社は、❝生きている間ずっと持っておきたいと思える会社がベスト❞だとおっしゃっています。
その為にも、絞り込んだ1社は、決算発表の内容がまとめられた決算短信を最低3年分、業歴の長い大きな会社の場合は出来るなら10年分読み込んだ方がいいです。
またその1社の株価が上がると思う理由、評価されるである理由をかけるだけ書きだします。(最低でも3個)良い事ばかりで無くその会社のリスクやその株の株価が割高ではない理由も書き出し、「今この株を株を買うべき」という仮説の根拠を固めていきます。
最後に
ざっと株についての勉強の仕方をお伝えしてきました。
3週間必死で選んだ株が上がっていけばもちろん嬉しい事ですしが、もし仮に失敗したとしても、自分が立てた仮説の何がいけなかったのかを調べる事によりどんどん自分の仮説の精度が上り株で上達していくと思いますので無駄にはなりません。
上記で紹介したした以外にも長期運用を勧める理由や日常的にどんな勉強をすればよいのかなど、初心者から経験者までためになる事が沢山書かれていますのでとても良い1冊になると思いますので、もしよければ手にとって読んでみてください!!
与沢さんは特にサラリーマンの方には、嗜む程度でもいいから全員に始めて欲しいとおっしゃっておりました。
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