毎年この時期になると登りたくなる【富士山】!今回で3回目の富士登山になりますが、ようやく浅間大社奥宮の御朱印を頂く事と剣ヶ峰まで到達する2つの目的を達成することが出来ましたので、どのようなスケジュールで行ったのか、その感想も含めて紹介をしていきます。
日帰りで富士登山を目指す方は、参考程度に読んでください!
吉田ルートについて
私は、今回も吉田ルートで登りました。このルートは、山小屋も多く、初心者向けのルートで良いのですが、難点が2つほど…
1.人が多い
吉田ルートは、初心者向けということもあり多くの人で賑わう為、ご来光目的の方、または登る時間によっては、大変混雑し岩場など登りにくい場面が出てきてしまいます。
今回から導入された富士登山道規制により途中で待機しなければならず予定通りに進まない場合もあるため、余裕も持ったスケジュール管理が必要になります。
2.剣ヶ峰まで行く場合、頂上に着いてからお鉢巡りをしないといけない
頂上に着いて終わりの方もいると思いますが、どうせなら日本最高峰の剣ヶ峰まで行きたい方も多くいると思います。吉田ルートで登った場合、吉田ルートの頂上の正反対に剣ヶ峰があり、否が応でもお鉢巡りをしないと到達することが出来ず、頂上からさらに1時間30分程度の時間が必要になってきます。(休憩や郵便局、浅間大社奥宮にも立ち寄りたい方は、それ以上の余裕が必要になってきます。)
浅間大社奥宮や剣ヶ峰目的の方は、富士宮ルートがオススメです。(こちらルートは人気№2なのでこちらも混雑してしまうので注意が必要。)
スケジュール
・夜中の2時 富士山パーキング着 (到着後仮眠)
・早朝4時 シャトルバスに乗車
・4時40分頃 富士スバルライン五合目着(五合目に到着後、高度順応の為、途中コンビニで購入したおにぎり等を食べる&準備運動)
・5時10分 五合目出発
・11時過ぎ 頂上着(五合目から頂上までは、休憩をこまめに取りながら行きました)
・12時 浅間大社奥宮&剣ヶ峰を目指して出発(頂上に着いてから山小屋にて月見うどんを食べたり、記念のキーホルダーを購入しながら1時間程度休憩)
・12時30分 浅間大社奥宮に到着(御朱印を頂き、隣にある郵便局にて登頂証明書を購入)
・13時10分 剣ヶ峰到着
・14時頃 吉田ルート頂上着
・17時前 スバルライン五合目着(下山時の天候が雨と雷だった為、かなりのハイペースで下山。予定を組むなら下山4時間は最低でも見ておいた方が良いです。)
・17時20分 シャトルバスにて富士山パーキングへ向け出発(帰りのバスは長蛇の列ができており17時バスに乗れず、その次のバスに乗車。)
18時頃 富士山パーキング着
富士山パーキング(富士北麓駐車場)からのシャトルバスについて
土日祝は平日と比べ、富士山パーキング(富士北麓駐車場)から富士スバルライン五合目行のシャトルバスの量も多く、時間も朝早くから出ているため、可能なら早めの時間のシャトルバスに乗ることをお勧めします。
富士山パーキングの料金やシャトルバスの料金・時間帯を知りたい方は、下記にホームページを載せましたので、そちらで確認してください。
感想
2回目の時に頂上までは行っているので、初心者の方よりも要領が分かっているので、頂上までは難なくいけましたが、途中こんなにきつかったかな?と思う事が何度も出てきました(笑)
頂上の山小屋で初めて昼食(月見うどん)を食べましたが、うどんのだしが身体に沁み、普段食べるうどんに比べめちゃくちゃ美味しく感じました!
また、富士山の頂上で生卵が食べれるのは驚きました!(月見うどん1杯1,200円という値段にも驚きましたが…笑)
頂上でゆっくりとした後に剣ヶ峰に向けて出発したのは良いが、疲労感が残っているためちょっと歩くだけでしんどいし、軽い高山病になっているせいか呼吸が浅くなると頭痛が襲ってくるのもあり、思ったよりもペースが上げられず予想以上にお鉢巡りに時間がかかりました。
剣ヶ峰へ行く途中、浅間大社奥宮と郵便局があり少し休憩も含め御朱印1,000円と登頂証明書500円を頂きました!ようやく3年目にして一つ目の目標、富士山本宮浅間大社の御朱印の隣に浅間大社奥宮の御朱印を頂くことができ、達成感と嬉しさがこみ上げてきました!
そしてもう一つの目標、剣ヶ峰まで後少し!力を振り絞って進んで行くと、剣ヶ峰の手前の坂は、心が挫けそうになるほどの勾配…。
あと少しで目標の剣ヶ峰と思いかなりスローペースですが一歩一歩進みようやく到達した時は、テンションが爆上げし疲れが一瞬だけ吹き飛びました!!笑
それから一緒に登った友人達と一緒に記念撮影しました!!(あとで写真を見返して見ると疲れているはずなのにみんないい笑顔で写っており、やっぱり日本最高峰まで来た甲斐があるな~と思いました。笑)
お鉢巡り残りの半周は気力体力が限界かつ目的達成の後というのもあり、だんだんと眠気が襲って来て一番きつかったです。お鉢巡り完了後友人達がトイレに行っている数分だけ仮眠を取ったら再び元気になりました!(疲れた時には仮眠は大事だなぁと改めて思いました笑)
元気が出たので下山を開始したが、下山してすぐに天候が悪くなり、雨が降って来てさらに雷も鳴って来たので急いで下山する事にしました。(富士山は周りに何もないため、雷が大変怖く急いで降りる事にしました。)かなりのハイペースで下山し、無事に下山できたし、バスの時間にもかなり余裕で間に合ったので結果的に良かったです笑。
注意事項
1.時間帯によっては混雑するため、余裕ある計画を立てる
私はご来光目的ではなかったのもあり、途中で混雑して足止めを食らうこともなく順調に行けたため、お鉢巡りまで出来ましたが、時間帯によっては混雑して思うように行かない場合がありますのでその分も見越して計画を立てた方が良いです。
時間管理をしっかりせず、時間がないからとハイスペースで登ると高山病になったり途中で体力の限界を迎えることになります。
2.無茶をしない
ある程度の体力があれば富士山は登れますが、お鉢巡りまでしようと思うとかなり大変でした。(普段から体力作りのためにランニングをしたり、筋トレをしてましたが…)
目的達成の為に無理をしてでも登りたいという気持ちはよく分かりますが、下山時のことを考えて進まないと後で色んな方に迷惑をかけることになってしまうので、あまり無茶な事はしないでください。
3.ゴミは必ず持ち帰る
富士山の五合目からはゴミ箱が無いため出たゴミは必ず持ち帰りましょう。
登っていると途中所々にゴミが落ちており酷いものだと…たばこの吸い殻、カップラーメンのゴミと汁が入った袋が捨てられていました。富士山に登られせて頂いている身なので綺麗に保てるように心がけましょう!
立派な人ですと登る時に大きなゴミ袋を持ち落ちているゴミを拾いながら登ってく人もおり、人間出来てるなぁと感心しました。(私には登るだけでも大変なのにゴミを拾いながら登って行くのは出来ないと思いました。)
4.弾丸登山はしない
弾丸登山とは…夜間に富士山5合目に到着し、ご来光を見ようと睡眠をとらずに(山小屋を利用せず)一気に山頂を目指す、0泊2日の登山工程を言います。
弾丸登山は、睡眠不足や身体が高所になれないことにより、体調を崩しやすといわれ、事故に繋がる危険が大きです。特に、富士山は高度が高いため高山病を発症したり、夜明け前の頂上付近での登下山の渋滞も深刻化していて、落石や将棋倒しで大事故になる可能性が大きいです。
ご来光目的の方は、必ず山小屋を予約してください。
5.吉田ルート&須走ルート 下山道の間違え
吉田ルートと須走ルートの下山道は山頂付近が共通になっており、8合目付近にルートの分岐点があるため看板をよく確認して下山する。(分かりやすいよう看板に、吉田ルートは黄色、須走ルートは赤色で表示されております。)
吉田ルートで登って来たのに、下山中に分岐点を見逃してしまい、須走ルートを進んで迷う方が度々いるらしいので気を付けてください!
最後に
日本人なら誰もが一度は富士山に登ってみたいと考えた事があると思います。(たぶん笑)
山頂からの景色は登った疲れを一瞬だけ忘れさせてくれるほど綺麗でしたし、日本で1番高い山を制覇した時、何とも言えない達成感を味わえます!
今年はコロナ明け初のシーズンというのもあり、連日ニュースで放送されるぐらい人が多く、また遭難者が出ているほどです。なので、登る方は体調管理やスケジュール管理、装備等事前準備をしっかり、楽しい富士登山になるようにしましょう!
富士登山は過酷ですが、思い出に残る事も多く、登った直後は二度と登らないと思っていても、時が経つと不思議な事にまた登りたいと思ってしまうぐらい良い山です。笑
皆さんもぜひ一度挑戦してみてくださいね!(笑)
コメント